3つの輪

 SOCHI2014 冬季オリンピックの五輪のマークを見ていて、このマークは世界の五大陸を表し、世界の人々が平和の精神のもとスポーツで手をつなぎ合おうという意味を込めてオリンピックシンボルとして作られたことを思い出しました。

 私は最近、社内のセミナーで“3つの輪”の話をします。一つはお客様の輪、もう一つが従業員の輪、最後が企業の輪です。この三つの輪の重なる部分が経営の理想の領域です。この重なる領域を大きくすればするほど理想が広がるという事です。

 そしてこの3つの輪がバランスよく広がらなければどこかにエゴが発生していることになります。もちろん、近視眼的にはその時々でバランスが崩れる時はあるかもしれません。でも求めるものの一貫性は変わりません。

 経営というのは企業の硬直する慣性に対して常に刺激を与え続けなければなりません。刺激には時には“危機感”という刺激も必要かもしれません。しかし、危機感だけでは慣性に対して強烈なモーメントを働かせることは出来ません。3つの輪の中心点に強烈な“Dcbt”を放り込んであげることが必要なんです。

 意外と経営者って危機感でモチベーションを上げようとしますが、私の経験では無理です。(一時的な行動の変化はあるが・・)

 “Dcbt”とは「 明確で魅力的な大胆な目標(Definite Charming Bold Target)」という意味です(私の和製英語)。極めて難しい目標ではあるが、明確で魅力的であり、従業員がすぐに理解できる目標です。(自転車でヒマラヤの山頂を目指そう的な…魅力かどうかは疑問だが(笑))

 全社の力を集結する目標になり、その目標で全力を尽くす過程において、従業員の成長や連帯感が生まれ、お客様にとって想像力を刺激し心をつかむような目標です。

 しかし、虚勢の“Dcbt”と理解によっての“Dcbt”では内容は大きく異なります。3つの輪が重なる部分との明確な関連性としっかりとした根拠がなければ理解のうえでの正しい“Dcbt”には成り得ません。(ここは経営者の先見性と広い知識が必要なところかな)

 企業が成長し続けるには、しっかりと3つの輪が重なる部分に止まり続けなければなりません。その一方では3つの輪が重なる部分に常に刺激を与え続けなければなりません。

 3つの輪(理想への追求)の中心に古い因習に捉われない「BOLD TARGET(大胆な目標)」が加われば魔法に近いような強力な組み合わせが出来上がり強烈なモーメントとなるはずです。

 
 『世界のDOKYU』『世界でたった一つのDOKYU』への挑戦は果たして当社の“Dcbt”となるのでしょうか?
私にも分かりません。

でも、世界は変化し、今後も変化し続けます。“IMPOSSIBLEな話”でもないですよね。
by dokyu-nakanishi | 2014-02-13 10:32 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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