経済学と心理学

 大阪で「経済学と心理学」を学んできました。難しい話が多かったですが、経営者としての必要な情報と能力、自分のものとするためしっかりとした復習が待っています。

 今回は「アベノミックス」について、金融政策・財政政策・成長戦略・米国経済を分析しました。
国内総生産・鉱工業指数・稼働率指数・(製造工業)・新設住宅着工数・公共事業請負金額・現金給与総額前年対比・M3増加率・マネタリーベース・コールレート・新発10年国債・企業倒産件数・国内企業物価指数・消費者物価指数・輸入物価指数・国際収支等の数字を読み取っていきます。全ての項目の指数の関連性を手繰り寄せて過去・現在、そして未来を予測していきます。さらに2014年度から予測される消費税のアップ。これらを統計的に今後の企業リスクを炙り出していきます。

 難しい話でしたが資料を基に必死に読み取ってみました。これから毎月のようにこの勉強会が続きます。後半はさらに米国経済の動向を読み取り日本への影響度を重ね合わせていきます。エコノミストになるわけではありません。企業が進むべき道を探るための外的要因の分析の一部です。「明日の未来」を予測するために正解不正解はないとしても読み取る知識を養っていきます。


 後半は「心理学」です。人の感情を知る。企業にとって人材が最大の財産となった今、思考力、考える力はとても大切です。知識力ではなく思考力が差別化を生みます。特に経営にはこれといった成功のパターンはありません。良い仕事をするためには良い考え方が必須です。人材を人財にするために自らも学ばなければならない能力ですね。

 今回の研修会はとても難しかったです。一流を目指すには一流のコーチが必要。学んできたことはどうきゅうに必要な部分を切り取って仕事に適用できるように社員にわかり易く説明をしていきます。社員の土台作りに欠かせないトップの仕事です。
by dokyu-nakanishi | 2013-03-15 09:06 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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