明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

新年を迎え皆さん如何お過ごしですか。私の新年は毎年読書週間です。今年の本のテーマは「歴史」。渡部昇一、三浦祐之、竹光誠、円地文子等の歴史作家の本を読んでいます。年末から読み始めた「源氏物語54巻」を読み終え、今は古事記を読んでます。

皆さん御存じの「イザナミノミコト」と「イザナギノミコト」が出てくる神話を読んでます。神代七代と呼ばれる最初に性別を持って生まれた神様ですね。日本を生み出した神様です。アメノヌボコと言う矛を使って大地(日本の島)を作っていきます。(一番先に作ったのが淡路島と言われています。)イザナギノミコトは男神ながら黄泉の国から戻り禊をした結果、アマテラスとツクヨミ、スサノヲという三人の子供を生み成します。

アマテラスはイザナギが左目を洗ったときに生まれた女神ですね。

アマテラスは父、イザナギノの命令により天高の原を治める事となりミクラタナという首飾りを授かります。これが天皇家の祖先神となるのです。この子孫が初代天皇、神武天皇となっていくのですね。

こうして太陽の神として頂点に君臨するのが天照大神です。最高位の神として信仰され多くの神社に祀されているのです。総本社は伊勢神宮ですね。ここには歴代天皇が継承してきたとされる鏡、剣、玉の三種の宝物が安置されています。

ちなみに、大国主命は出雲大社、新しい時代になると応神天皇は八幡神社、菅原道真は天満宮、徳川家康は東照宮、豊臣秀吉は豊国神社に神として祀られていますね。

皆さんがお正月に神社にお参りに行かれますが、元日にお寺に行かれる方は少ないですね。古事記や日本書記を学ぶと精霊崇拝の意味もわかってきます。知ってお参りに行くのと、慣例として行くのでは大きな違いがありますね。

何故神様と皇室が繋がるか、古事記や日本書記からの言い伝えを紹介しましょう。

古事記に登場する神様は神代の時代と言われ人間と自然物が各々の思いの形で現れ支配していました。その状況を日本神話として記載されています。しかし、神代の時代が終わりに近づいた頃、アメノオシホミミノミコトの子神アマツヒコヒコホノニニギノミコトが高天原から地上に降り立ったのです。

この時、ニニギノミコトは五人神をお供に連れて地上に向かいました。そして多くの神様を地上に作り出していくのです。しかし、人代の時代が訪れます。数えきれない神が尊ばれた時代から大王ひとりが神に並ぶ力をもち、大王が最高の祭祀とされ神々を統治しまつり、自然を整え安心して生活ができるように人間の生活圏でのみ生きる神の存在を作り出しました。これが人代の時代のはじまりです。そして、ウガヤフキアエズノミコトの子供の神武天皇(大王)が生まれてきます。

そう、神様というのは個人につくよりも自然や動植物を通じてその地域の安全や幸を守るものなのです。お正月に神社にお参りに行くのは個人の幸せを願いに行くのも大切ですが、もっと大きな視点でみると自分の住んでいる地域、人々に災いが来ないよう皆でお祈りをしよう。と言うのが本来のお参りの趣旨ですね。

ですからその地域の神社に参拝し、地域の安全を願うんですね。正しく地域の絆を皆で願う行為なんですね

ちょっと長くなった。ブログでしたが新年のご挨拶に変えさせて頂きます。皆さんにとって本年は成長の年である様お

祈り申し上げます。
by dokyu-nakanishi | 2012-01-02 01:01 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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