原点に

昨日は自転車の練習、沢山の仲間と走ってきました。感謝ですね。こうしてまた走ることが出来るのも、影で努力してくれている人のおかげ、感謝ですね。その夜、読書課題を(自分で与えた)読んでいたら色々な事を思いましたので、思いのままに書いてみました。「迷子になったとき、行き詰ったときには原点に戻る」これは、仕事やスポーツ、旅行など全てに共通して言えることだ。人間関係も同じであろう。社会環境がかわり、経済環境がかわり、経営環境が変わる。現在はこのような激動の時代である。そのトリガーポイントとなったのが、この震災である。時代のベクトルが大きくずれた訳ではない。加速しただけである。

とすれば、解決は簡単である。「すでに起こった未来」を追いかけていればその行動を加速させること。迷わず進むことである。

私も今年の初めある出来事とともに「原点」を見つめ直した。

ポイントは

1.目的は利益の追及ではない。

(損得から生れる感情は組織を崩壊する)

2.ニーズを満たす為に存在してるか。

(どうありたいのか、どうあるべきなのか)

3.届けるべき相手にきちんと届いているか。

(組織を構成する真の顧客とは)

4.共通の判断基準が組織をまとめる。

(志を共有する集団でありたい)

を、自問自答した結果であった。時間はかかるかも知れない。しかし、大切なことは、己や狭義の利益か、利他や広義の優先かどの様な行動が原点に有るか、そして、多くの人が楽しんでもらえるかの問と答えであった。

今回の震災はその事をより強烈に求められた様な気がする。もっともっと人の価値観が変わっていくだろう。誰かの為に・・・・その心がなければ組織は存在しないだろう。

時代は常に変化するものである。その変化への対応こそが組織を強くする。自分の培ってきた価値観を変える事はとても苦しく、過酷かもしれない。でもその勇気をもったものだけが、これから加速されるであろう新しい時代を生き抜いていけるのではないだろうか。がんばろう。
by dokyu-nakanishi | 2011-05-02 06:05 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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