感動をありがとう

昨日は私が関わりを持っているあるクラブ(幹部社員勉強会)の「半年間の軌跡」と題した発表会でした。この発表会は4月から行われたクラブの改革に的を絞って、何故今、改革が必要なのかと言う議案定義から改革への挑戦、仕組みづくり、具体的行動施策へとつながる一連の幹部社員の行動をドキュメントに捉えてたものです。その発表を傾聴するのが経営者や同じ環境の幹部社員のみなさん60名程。

この60名にちょっとしたマジックを仕掛けました。(マジックといえば大げさになるのですが・・)

もちろん発表内容もとても充実していましたし、真剣にそして努力が伺えるような素晴らしい発表会でした。その発表会をより強く印象づけるのが私の役割です。

人に印象を強く残すためには複数の刺激が必要なんです。一つは体験、体の外側から伝わってくるような刺激です。

人は、耳で聞いたり、目で見たりして情報を取り込みます、その時の脳の状態は見たり聞いたりするものを自分の経験や知識で理解しようとします。すなわち、理性が働いてきます。理性が働くと自己抑制という恒常性維持機能が無意識に自分の現状の知識や経験を超えた情報を抑制してしまいます。アドレナリンを抑えて高揚しようとする脳を自分の快適な場所に引き戻そうとします。ですから感動を一時的に抑制していくのです。ですから頭で解っても心が理解しないんですね。

 ですから、その自己抑制を取り除く(意識的に自分の望む方向へ変える)ためにある仕掛けをするのです。そう、体感を与えるのです。体感というのは体の中から出てくる情報とでも言いましょうか、体の内臓から搾り出されるような感情です。人間は必ず過去の情報を持ってます。

 幼かった時の記憶とか、楽しかったこと、苦しかった事、その記憶を影像とある波長の音と共に脳の中に保存されています。その波長に共鳴するような音を流す事によって心は無意識に自分の望むほうへ動いていきます。内面から出されるエネルギーは理性ではなく本能的なエネルギーとなります。本能的なエネルギーはアドレナリンをより多く分泌しますから、感情がより高まりをみせます。すなわち、外面と内面を同時に刺激する事でより強い印象を刻み込み変性意識を強く持たせます。そうすると別の世界がよりリアリティを生んできます。

 

現実の世界を離れ新しい世界に共鳴を感じてもらえるようになります。こんなマジックを取り込んでみました。・・・でもそれにハマッタのは私かも知れません(笑)。私だけが涙して発表を見守っていたのかもしれません。

まぁ、理屈抜きにとても良かった発表会だったということですね。そしてそれを傾聴してくださった方々もより高い感性を持ち備えていたという事に尽きるのですが・・・。
by dokyu-nakanishi | 2010-10-01 07:10 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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