2016年に向けて

4月1日、一年間の中の1日なのですが何か身が引き締まる思いのスタートです。
いま、社内で進んでいるのが「2016年プロジェク」トです。3つのプロジェクトが各々のテーマを持って10月をゴールに進んでいます。

 第一のプロジェクトは「お客様の視点から捉えたお客様固有の商品・サービスを提供するハイクオリティな仕組みを作るプロジェクトです。かなりの難題です。マニュアルではありません。心を動かす仕組みです。メンバーのボキャブラリーが重要なプロジェクト、若さがウリですね。

 もう一つのプロジェクトは教育費の使い道を自分たちで決めるプロジェクト。「自分たちの未来に何が必要か、自分たちが決めて、それに投資する」というものです。長期的戦略と長期的利益の視点がなければなりません。自分たちの未来の到達点はどこか…どこまで高い理想を掲げ真剣に挑戦するか、その意気込みが必要な体育会系のプロジェクトですね。

 最後のプロジェクトは多様な働き方を認めるプロジェクトです。キャリアパスを自分たちで作るというものです。会社が新入社員から役員までのプロセスを描き、切磋琢磨して生き残りのゲームを仕掛けるのではなく
色々な仕事に価値観を見出し、その仕事のスペシャリストを育成し、働き方を互いに認め合い奨励するものです。もちろん報酬も変化します。その道を極めれば経済的豊かさもついてこなければなりません。「あのような人になりたい」と思ってもらえる達人を作るプロジェクトです。

 3つのプロジェクトは6ヵ月かけて具体的な作業を行います。2016年からはその仕組みに則って会社が動いていきます。会社がシナリオを作ってその中で社員が動くのではありません。自分たちが自分たちで良い会社を作っていくのです。

 将来、どんな結果が待っているかはわかりません。でも、私は社員を信じ、信頼しています。過去の成功に甘んじてその延長線を引っ張るよりも、未来へ向けて自分達の素晴らしい人生を描いて挑戦するほうが最も成功の確率が高いことを…
by dokyu-nakanishi | 2015-04-01 09:16 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


by dokyu-nakanishi