チャレンジ休暇

 当社の感性教育の仕組みの中に「チャレンジ休暇」というのがあります。10日間の連続休暇が与えられます。更に活動費が5万円支給されます。全社員が取得する義務があります。業務に支障の無い様に年間スケジュールが期首までに提出され調整を行います。

 この休暇期間は基本的に社内への指示命令や業務のための電話や連絡を禁止しています。残された社員が代行を行います。業務の委譲も大切な仕事の段取りです。

 今年度もあと2ヵ月、ほとんどの社員がチャレンジ休暇を活用しました。社員同士、日程を合わせた海外旅行組、ご夫婦でグアムや本州旅行へ、北海道を自転車で800キロも走った強者、グルメの旅に東京探索をした食通、フリークライミングに挑戦したアドベンチャーと社員の皆さんが色々な事にチャレンジしてくれています。来週からはスーパーカブで静岡まで移動、富士山のご来光を仰ぐという正しく超チャレンジャーが出発します

 4年前に“遊びだか仕事だかわからないような企業を作ろう”という呼びかけで色々な仕組みつくりがスタートしました。現実にはそんなに奇想天外な事が出来ている訳ではありません。でも、遊びも100%、仕事も100%、そんな頑張りの中に感動が生まれてきます。感動の快感だけを知った者だけが進む道があります。それはより多くの、そしてより深い感動を得るためには感動を受ける側に立ってはならない、感動を与える側に、常に感動を与える事のできる道を歩むという選択です。

 これまでに社会人としての生きる術(知識・技術)も多く伝えてきました。そして人間として生きる目的や役割もそれ以上に伝えてきました。そのことが少しずつ開花してきたような気がします。

 私たちの年齢になると、新しい取り組みを入れようとすると無意識の中でブレーキをかけてしまいがちです。自分の立ち位置を「時代を追いかける側」から「時代を牽引する側」へと変えていかなければ、実は社員を引き戻しているような力が働いている場合があります。(無意識の中の保身)

 トップ自らが常にチャレジャーでなければなりません。感動を常に体験し、感動を与える事への楽しさを実感してなければなりません。辛い事だけや我慢がチャレンジャーではありません。「心の底から楽しむ」そんなトップの体験こそが企業の原動力になるのではないでしょうか。
by dokyu-nakanishi | 2012-07-24 00:07 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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