原理原則が大切な時期

最近特に感じる事なんですが、原理原則が最も大切な時期になってきた感じがします。

変化に対応できるのは行動です。どんなに良い考え方を持っていても行動が伴わなければただの知識です。知識は善にも悪にもなります。使い方一つです。

 では、その行動の源というと「無意識の行動」なるものから生まれてきます。

無意識の行動とは過去の情報や知識の影響を及ぼすものですから変化の時代にはこの「無意識の行動」は適用しにくくなるのは皆さんもご存知と思います。

 

この変化に対応できるのは「創造的無意識の行動」すなわち「仮想意識体験による無意識化の意識化」なんです。 新しい変化を予知し知識化した情報に基づいて仮想行動を意識化します。強く、強く繰り返し脳にその情報を送り込みます。そうするとその情報が過去の「無意識の行動」の情報を消し去っていきます。あたかもその仮想情報が今までの自分の過去情報のように・・・。

 聞いていると何か危険な世界に入り込むような錯覚に陥り易いですが、皆さん「常識」とはなんですか?現状において大多数が抱いている価値観ですよね。その現状が未来永劫、現状なのでようか?少数派から多数派へ、変化した時に新しい価値観が生まれ世間では常識と言われるようになります。

 ここで、最初に戻ります。この常識が「原理原則」から離脱した所で成立してしまったら取り戻すのにとてつもない時間と労力が必要に成ります。もちろん一番最初に小さなギャップが生まれていたとしましょう。このギャップは永遠に埋まる事は無いですね。それよりもどんどん広がって行きます。そしてそれは具体的行動の差として変わって行くのです。

 原理原則を共有するのに時間の無駄はありません。文書などで互いが理解できるものではありません。行間を語り合い、見詰めあい、その奥底にある原理原則に触れなければ理念の共有などは有り得ませんね。
by dokyu-nakanishi | 2011-10-07 00:10 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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