46期最後の「社長セミナー」

今期最後の社長セミナーを開催しました。題名は「脳内棚卸し」時代の変化に対応した脳を作成するという実際の作業を入れたセミナーです。 2010年マーケットはなだれ込むように激変します。この激変に対応するために過去の情報で満たされている脳を一度リフレッシュします。次に2010からの新時代に対応する“未来脳”の作成をします。

 皆さんは「ルビンの盃」をご存知ですか、盃と人の横顔が書かれた絵ですが、どちらかを重要視すると他方は見えなくなるというものです。過去の情報を強く持っていると未来の情報に盲点が出来て「今ある未来が見えなくなる」という現象が脳の中で起こっています。その状況を解消するためには脳に今ある情報より強い情報を意図的に与えてあげる必要があります。

 ところが人間には自己制御の機能があり自分の環境を脅かすような強い情報には無意識の中で防衛機能が働きます。スポーツの世界では「甲状腺ホルモン」とも言われますが体温が急激に上昇すると汗をかき体温を下げる活動です。

 この防衛機能を先ほどのルビンの盃で説明した盃に働かせるか、横顔に働かせるかでプラスにもマイナスにも働きます。盃が“過去”とすれば“横顔”が未来です。とすれば未来の横顔をより重要視すれば防衛機能は未来側にとって働きますから過去に戻る事に対して防衛機能が働きます。そのために未来に対して徹底的にリアリティを高める仕掛けを脳に与えます。

 この作業は私が作成した「マンダラブレーンシート」によって行います。通常は3〜5ステップを得てリアリティを高めていきます。

 次にあなたが“未来脳”を阻害しようとする人が回りに多く存在します。良く「それは無理」と否定する人です。善意を装ってあなたに近づきます。この人からあなたを守る人を見つけます。あなたに対して「さまざまな可能性を持っている」と信じているマインドをもった“未来脳”保持者です。この自分をあなたの強力なサポーターとして一緒に行動します。

 マンダラブレーンシートによって未来脳に変化した脳から出される情報はハッピーなことばかり、そしてあなたが選んだサポーターからはあなたのモチベーションをさらにアップするよう励ましや信頼があなたを後押しします。

今セミナーでは25名の社員がこの“未来脳”に挑戦しました。
by dokyu-nakanishi | 2009-09-17 23:09 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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