店舗視察(玉藤南郷店&旬屋西岡店)

PJメンバーと店舗臨店に出かけました。PJは当社のクレージーアワード(褒める仕組み)のチェックシート作成のために実際に店舗に出かけてチェック項目の確認に出かけました。私は、一緒に同行、商品の品質チェックを行いました。

緊張する鈴木君の作業を見ながら、今回はお漬物、赤だし味噌汁・炊き込みご飯のチェックです。

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お漬物、食感のある山くらげを使った一品、とても美味しく塩分もばっちり、二品目は鰹風味の大根のどんと漬け、乱切りに切った大根はパリッとしていて家庭で薄く切るたくあんとは違い印象に残る味です。最後に梅を食べましたが、余りすっぱくなく甘味もあり3品のバランスがとてもよく取れてます。漬物も食べ放題、これでけっこういけるかも・・。合格点かな。

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次は「赤だしお味噌汁」基本チェックは温度と量、キャッチフレーズは“火傷するくらい”。

大きな器に入った味噌汁のフタを開けると赤出汁とねぎの香りがふんわり、飲むと熱々、シジミは4個、具もぷりぷり、ちょっと鰹の風味が不足気味かな?折角一番高い鰹節を使用しているのだからたっぷり使って違いをわかってもらわなければ・・・。惜しまずもっと削り節を入れよう。

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最後は夏の「鶏ごぼう炊き込みご飯」

 普通・・・?。なんだな、これではだめ、訴えたいのが濃厚な中札内の鶏肉と牛蒡を使用したお袋の味の再現、お客様が考える前に旨いといって頂く本能への刺激性が不足している。和食職人の上品な味。調理師が作る美味しい味、すなわちプロの味なんです。私が求めてるのはおふくろの味、アマチュアの味なんです。やり直しです。その商品自体が訴える事が出来ない味はNG、「玉藤だからとんかつが美味しければよい」ではだめ、それは当たり前じゃないですか、だから50年の歴史があるんです。でもそれだけではないのです。とんかつも周りのものも、口にする全てが美味しくて当たり前なんです。

ブログで自分のお店の商品が悪いなんて書くことも不思議でしょうが、悪いわけではなくプロの味なんです。上品なんですね。わたしたち玉藤は「とんかつ好きのお客様のために」がモットーです。ガツンと食べてもらうために厚さとボリュームにこだわっています。お味噌汁もたっぷりの量をふーふー言って飲んでもらいたいのです。御飯もお替り自由、たっぷりとちょっといびつな位の味で食べてもらいたいのです。そんな想いが全ての商品に通じていなければ合格ではないのです。

プロがプロの味を変えるということはとても難しいものです。でもチャレンジするところに成長があるのです。味が変わるのが楽しみです。

次の視察店舗は「旬屋西岡店」

PJの皆でラインナップ見学、う〜ん、迫力あるラインナップでした。

プロジェクトのメンバーからも自然と拍手が起こりました。

私の経験ですが、ラインナップのクオリティとお店のクオリティは比例します。売上にも比例します。8月の業績は前年二桁アップだそうです。

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そして感動体験研修で学んだアイテム“合い盛り”が今日から登場しました。

当店の人気商品の「御寿司20貫盛り」と同じく超人気の「お刺身盛り合わせ」が合体。

御寿司とお刺身を半々に盛り付けた一品、「一つ頼んで2度美味しい」お値打ち感たっぷりの商品です。1980円、これと室蘭焼き鳥の盛り合わせを頼んだらもう何もいりません。後はお好きな飲み物を注文するだけ、これで旬屋の美味しい体験完結です。

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by dokyu-nakanishi | 2009-08-19 08:08 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


by dokyu-nakanishi