古典

 地方統一選挙の真只中です。
 社長室からも選挙カーからの演説が聞こえてきます。国益や複雑な国際関係を踏まえて地方行政の在り方、リーダーシップの発揮の仕方、政治的にも人間的にもブレない人を選びたいですね。

 今日は今月末に開催予定の勉強会の資料を作成しました。最近勉強している中国の古典に触れた内容です。

 中国紀元前500年頃、中国は乱世の時代、形は周王朝の時代で天下を収める周王の下に諸国を治める諸候がいました。日本の江戸時代に似ているのですが力で国を支配しようとする権力者たちによって内乱が起き、諸候の内部でも混乱が生まれ、下克上が発生し社会秩序が乱れ世の中が急速に不安定になった時代です。

 何か、これから日本が一歩誤った舵を取ると権力による内乱が生まれ、中国の乱世の再現になりそうな気配があるのです。(もちろんそうならに様に世の中の摂理が働き、良い方向へと導きかれるのですが、一つの仮説として考えられる要因)

 しかし、中国の歴史を遡れば争いや権力で国を統治していたのではなく理想の政治の在り方や社会の在り方を唱え徳によって人々から愛され、尊敬された王が国を統治していた時代があったのです。その当時の教えとして存在した古典が「十三景経注疏」です。儒教に於いて重要とされる13種類の古典です。

 多くの研究者が取りまとめていますが、私は清朝時代に政府の高官だった阮元という人物が編ざんした「十三景経注疏」の内容を基に学んでいます。注釈書を基に出来る限り真意を読み取れるよう時間をかけて学んでいこうと思います。私の机の上には関連した書籍が5冊ほど載っています。2~3年はかかるでしょうね。(笑)

 でも、「徳で国を統治する」素晴らしい事ですね。どこでも勉強できますから海外で時間が空いた時や移動のときに一生懸命紐解いていこうと思っています。そして、経営に関わる部分は皆さんに伝えていきたいと思っています。
# by dokyu-nakanishi | 2015-04-08 09:30 | 日々想う事(感性を磨け)

2016年に向けて

4月1日、一年間の中の1日なのですが何か身が引き締まる思いのスタートです。
いま、社内で進んでいるのが「2016年プロジェク」トです。3つのプロジェクトが各々のテーマを持って10月をゴールに進んでいます。

 第一のプロジェクトは「お客様の視点から捉えたお客様固有の商品・サービスを提供するハイクオリティな仕組みを作るプロジェクトです。かなりの難題です。マニュアルではありません。心を動かす仕組みです。メンバーのボキャブラリーが重要なプロジェクト、若さがウリですね。

 もう一つのプロジェクトは教育費の使い道を自分たちで決めるプロジェクト。「自分たちの未来に何が必要か、自分たちが決めて、それに投資する」というものです。長期的戦略と長期的利益の視点がなければなりません。自分たちの未来の到達点はどこか…どこまで高い理想を掲げ真剣に挑戦するか、その意気込みが必要な体育会系のプロジェクトですね。

 最後のプロジェクトは多様な働き方を認めるプロジェクトです。キャリアパスを自分たちで作るというものです。会社が新入社員から役員までのプロセスを描き、切磋琢磨して生き残りのゲームを仕掛けるのではなく
色々な仕事に価値観を見出し、その仕事のスペシャリストを育成し、働き方を互いに認め合い奨励するものです。もちろん報酬も変化します。その道を極めれば経済的豊かさもついてこなければなりません。「あのような人になりたい」と思ってもらえる達人を作るプロジェクトです。

 3つのプロジェクトは6ヵ月かけて具体的な作業を行います。2016年からはその仕組みに則って会社が動いていきます。会社がシナリオを作ってその中で社員が動くのではありません。自分たちが自分たちで良い会社を作っていくのです。

 将来、どんな結果が待っているかはわかりません。でも、私は社員を信じ、信頼しています。過去の成功に甘んじてその延長線を引っ張るよりも、未来へ向けて自分達の素晴らしい人生を描いて挑戦するほうが最も成功の確率が高いことを…
# by dokyu-nakanishi | 2015-04-01 09:16 | 日々想う事(感性を磨け)

第6回革新の風

やっと大きなタスクが終了しました。
 私のタスクって週に10~15個くらい、その中で重要度と緊急度に分けて仕事を進めるのですが、今週は緊急度の高いタスクばかり、しかも一つひとつがボリュームがあるのでどれを後回しにするか、日にちと時間の丈夫でした。そして、本日の午前中にすべての緊急タスクが終了しました。久々に心地よい気持ちです。

 昨日、一年回開催していた「経営塾 革新の風」が終了しました。参加されたみなさん本当にお疲れ様でした。最後は皆さんの素晴らしいメッセージと素敵なお花を頂き、感無量でした。本当に有難うございます。
 来週からはいよいよ海外に飛び立ちます。会社の設立や事業展開、しっかりと道しるべを作って帰ってきます。米国・東京・と札幌にいる機会がだんだん少なくなりますが、それだけに密度の濃い仕事が出来ます。PC作業は本社のディスクに居ようと海外のホテルに居ようと基本的には同じ環境です。事前準備さえしっかりしておけば余り苦になりません。人間って慣れるんですね。

 最近「逆転の経済学」という本を読んでいます。経済の予測は難しいです。正しい、誤り、という視点ではなく、捉え方の訓練です。色々な角度から見ていくと危機管理がし易くなるからです。“常識的錯覚”から抜け出した視点を養わなければ同質化してしまいます。自らの行動に制約をかけて進化を抑制してしまいます。

 「いびつな視点」は実は感性そのものなんですね。唯、自分を見失わないという強い意志と哲学があることが大前提ですがね…。みなさんもいびつになる訓練をしてみてはどうですか、今までに見えなかったものが見えてきますよ。
# by dokyu-nakanishi | 2015-03-06 14:37 | 日々想う事(感性を磨け)

第5回革新の風

ハワイ出張の前日「第5回革新の風」を実施しました。

 今回は企業文化についてお話をさせていただきました。32名の皆さんにお集まりいただき本当にありがとうございます。

 「文化」という難しいテーマ、単純に参考資料等から答えを導くと“学術的回答”になってしまいます。もちろん、知識としての文化の理解も大切ですが、私たち経営者は組織文化の違いを企業の卓越性へと高めて行かなければ意味がありません。

 そのために、どのように組織文化を作りこむか、現実を皆さんに理解していただきたく、どの様な切り口でお伝えするかちょっと苦労しました。結果としては当社の「2015年提言書」がすべてを物語っています。

 トップとして現状の文化をどのように破壊するか…
   Goodである(当たり前である)環境を破壊して更なるコンフォートゾーンへの挑戦はトップの気づきと社    内への仕掛けです。自らがつくり上げてきた習慣や価値観に対して鋭くメスを入れます。従業員は戸惑    います。今までGoodと言われてきたことが完全にNoではないけれどNgを出されるのですから。

トップとしての挑戦と意識づけ…
   すべては挑戦にあります。トップ自ら新しい事に挑戦します。コミュニケーション文化を変えます。規律を   磨きます。そして視点を変えます。

トップとして目指すべきビジョンをさらに鮮明に…
   新しい文化構築の最大の目的を鮮明に映し出します。社会の関心事への対応をお客様の喜び、従業員   の喜び、社会の喜びに選別しそれぞれの企業が向かうべき目的を伝えます。


素晴らしい未来のために…
  未来のための今の行動を促し、モチベーションを高め、リーダーシップの在り方を変え、リーダーの意識改 革を 促進し、リーダー主導型で変革を進めます。

このような文化改革を「トップ提言書」として幹部社員に配布します。 社員はその提言書を熟読し納得し、新たな行動へと軌道を修正していきます。6ヵ月後に目に見える形になると思います。

そんな内容の当社の「提言書」をお渡して勉強会を終了しました。
# by dokyu-nakanishi | 2015-02-09 13:56 | 日々想う事(感性を磨け)

短時間で大きな成果

 私たちの企業には経営理念を現場で実践できるように行動指針やモットーを更に具体化し、より実践的に細分化した「サービスバリューズ12」という行動のお手本があります。
これは、私たち一人ひとりが高いパーソナリティを持つだけではなくチームや組織として付加価値の高いサービスを提供するために価値観の共有を図るために作られたものです。
 この同じ価値観によって支えられた仕組みによって個人のパーソナリティをチームとして集結させお客様により高いサービスを提供しています。

 7年目になるこの取り組みは「企業風土」として定着していますが、この取り組みは企業が成長するための強力なエンジンとなっています。そのエンジンにさらにパワーを与えるためにこの企業風土を重層的な視点で分解し異なった取り組みを実施しようと思っています。

 なぜこの取り組みの実施に至ったかと言うと「変化のスピードの速さ!」です。教育は未来に向けての情報の提供です。生きる術を学びます。でも、今は情報の陳腐化が異常に早いのです。「情報の賞味期限が短くなった」と言う感じです。人材不足の現場に於いてOFFJTは体力を消耗します。そのため短時間で最も効果のある取組を実施しなければなりません。以前のように一日膨大な教育資料と向き合って学んだり、現場の社員を何回も何回も研修会に参加させ新しい情報を提供するというような時間はだんだん限られてきました。しかし、情報は陳腐化する…この矛盾した状況を回避するための新しい提案です。

 「重層的な視点」とは人間の理解度を「表層心理」「中層心理」「深層心理」に区別し、どの心理状態の中に刺激を与えると最も高いパフォーマンスが提供できるかに視点を持った社員教育を行うという事です。表層心理を刺激するための教育方法とは、中層心理、深層心理を刺激するための教育方法とは、を考えて異なったツールを使用して最も効果的に心理状態に刺激を与えるという方法です。

 本来「小さな努力で大きな成果」は長続きがしないという法則があるのですが、今の時代ですから「短時間で大きな成果」に挑戦してみたいと思います。
# by dokyu-nakanishi | 2015-01-21 10:00 | 日々想う事(感性を磨け)


中西 泰司
(なかにし たいじ)

株式会社どうきゆう社長。自転車レースチームの総監督でもある。

実践で培った経営・人材セミナーは社の内外を問わず人気。


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